映画の感想。

2004年3月12日 映画
さっきまで友人2人と「レジェンド・オブ・メキシコ」
観て来たので。その感想から。

ジョニー・デップが出てるっつー理由で観に行ったのだが、
私と友人Sはアントニオ・バンデラスにはまってしまった(笑)
ジョニー・デップ・・・いや、彼は普通にカッコ良くて好きだが、
なんつーか・・・この映画では薄かったなぁ。
バンデラスのがこの映画では映えてた。
ってのが正直な感想ですね。

内容。
アクションがとにかく凄い。
そしてバンデラスのアクション、マジカッコ良かった。
・・・いや、実は結構話というか人間関係混乱してきて、
「ああ、これはアクションを楽しむ映画なんだな」
と、途中で悟って(?)観てました。
そういう観方で観ると、アクション映画として楽しめる。
話としては・・・人間関係込み入ってるわりに、
バンデラスの役に関するストーリーはかなり単純過ぎるし。
まあ、アクションメインの映画、といった所なのか、
私が理解力なさ過ぎるのか・・・(苦笑)
まあなかなか観てて爽快な映画だと思いまする。
打ちまくるわりにそれ程グロさは感じさせないし。

でもやっぱジョニー・デップ、立ち居振舞いはさすがだな。
グラサンかけて銃持った姿は男前上がります。



ジョニー・デップ作品として母に薦められたのは、
「妹の恋人」

これは・・・一言で言うと、


「観た人が幸せになれるラブストーリー」


といった所でしょうか?
いや、実は私、ラブメインの映画ってそんな好きじゃなくて。
(そういう理由であのアラン・リックマンやローワン・アトキンソン
の出てる「ラブ・アクチュアリ」観てナイんだよなぁ・・・)
だって現実、そういうのないし、自分(爆笑)
観てて空しくなるだけじゃん?
と、思ってしまうタイプであり。
プライド高くて美人な女とかが出てくるのは駄目ですねー
(ラブメインの映画においては、だけど)
あと何の工夫もなく美男美女を出すラブストーリーは終わってる!


でもこの映画は違ったなぁ。
「妹」は精神障害を持った人で、ちょっとしたきっかけ(?)で
ジョニー・デップ演じる「妹の恋人」と出会い、
恋におちてゆくが兄に引き離され・・・
というのがまあおおまかなストーリーであり。
「妹」の子も見てて嫌な感じのする女の子じゃなかったし、
むしろ好印象を持てる感じのキャラだった。
そして何といってもジョニー・デップ!!
この「妹の恋人」は・・・ちょっと(?)イッちゃった感じの人で。
馬鹿だから見てて面白がられるけれど、でも素直で良い青年。
もー・・・面白いけど凄く好印象の持てる役で、
ジョニー・デップ、ハマり過ぎ!
てかジョニー・デップだから良いんだな。

「観てて幸せになれる」のは、やっぱり最後かな。
この映画には感動的な演出や音楽は一切使われていないけれど、
それが逆に観てて凄く幸せになれるのです。
お互いカッコつけた所がなくて、とても純粋に恋が生まれて、
それを表すかのように、演出も凄く素朴。だけど面白い。
でも観ててこっちまで凄く幸せになれる。
そんな映画でした。


いやーこのデップは惚れます。
って、何か今日はデップメインだなぁ・・・。


じゃ、ちょっとジョニー・デップから離れましょう。
BSでやってた「ピアノ・レッスン」


これは・・・楽器やってる人にはある種共感が生まれるのでは?
あまりこれはメインではないのかも知れないけれど。


主人公の女性は声が出ないのだけれど、
その代わり気持ちはピアノで全てを表している、
という設定で。
ピアノを必死で求めてる彼女を見ながら、
わかる!!
と何度も思ってしまった。
楽器は1度自分の命になると離れられないんだよなぁ。


ストーリーは・・・結構ドロドロ(^^;)
オトナの愛は、よくわかりません(苦笑)
けれど主人公の弾くあのピアノ。
あの悲壮感を帯びた曲がいろんなものを表している気がした。
あの演奏、実際に主演女優さんが弾いたそうです。
本当に役として自ら弾いたからこそ、
曲からそういうものが伝わったんだろうなぁ・・・
と、聞きながらしみじみ思ってしまいました。


あと、最後の方の抽象表現。
ああいうの、好きです。
(この辺はネタバレになるからやめておこう)


無駄に台詞もなくて、淡々としていて、
そこからいろいろなものを感じ取れる映画って好き。


この映画はまた何年か経ってから観たら、
また感じ方変わるんだろうなぁ。
噛めば噛むほど味のある映画も、私は好きです。





今日はこの辺で。
次回は「ビューティフル・マインド」あたりかな。

今までで一番

2004年3月7日 映画
映画観てる時期かもしれない。

あんまりレンタルで借りまくって観たりとか、
映画館に観に行ったりとかしないタイプだったので。
が。
学校もないしある程度時間あるしって事で、
最近結構いろいろ観た。BSのアカデミー放送含め。

その中からいくつか感想をば。



まず「ラスト・サムライ」から行きましょう。

これは私が試験一通り終わらせてから初めて観た映画であり(関係ナイ)
前々からずっと観たいなーと思ってたものであり。
何といっても私は幕末が大好き。
で、勝手な予想であるが私はこれを戊辰戦争の話だと思っていた(笑)
とんでもなかったなぁ。
歴史上の「○○戦争」やら「○○事件」といったものではなかった。
まあ渡辺謙演じる勝元も、あれはたぶん架空かと?
専門家じゃないんでわかりましぇん(ヲイ)

で。
何が良かったって主演と助演がマジにカッコ良かった。
トム・クルーズが剣を使って立ち回りしてる事には
何の違和感も感じさせなかったし、
渡辺謙もさすがノミネートされただけある。
武士の気迫みたいのが強く表れていたと思う。
ストーリーも嫌いな話じゃない。
結末は、まあ予想通りではあったけれど。
(あ、でもトムの役に関しては少しだけ意外だったかも?)

でもやはり気になってしまう・・・
アヒルのいる農村、明らかに造花の桜、有り得ない農村地帯の地形、
修学旅行で行った智恩院で撮った御所の場面・・・
昔の日本文化に詳しいわけではないが、何か、違う・・・
その感はやはり否めなかった気がする。
まあ仕方ないか、と思うと同時に、
日本人として生まれた自分の中に根付いている、
日本文化に対する感覚を見つけたような(笑)

全体としては良い映画だった。私的には。
個人的でマイナーな見所は、
天皇の前での参議達の会議に勝元が来る場面。
あそこでの天皇なくして最後の場面は有り得ないでしょう。
結構あの会議の場面、好きでした。



次。「パイレーツ・オブ・カリビアン」

これは夏休み我慢して観に行かなかった映画。
ちなみにこれの試写会観に行った受験生の友人、
進路決定しやがった(爆笑)

ジョニー・デップ。
初めて私が映画を観て「この俳優かっこいー☆」と思った人。
出会いは「スリーピー・ホロウ」、そして「シザー・ハンズ」・・・

・・・以来ずっと彼には会ってませんでした(笑)
そして数年ぶりに出会ったのがこの映画。
あれぇ?こんな顔だったっけぇ?
まあメイクしてるから仕方ないかぁ。
あれぇ?こんなキャラだっけぇ?
てか演技うまいって事か、そうなると。
存在感あったなぁ。私は特殊オーラのある俳優さん好きです。
ある意味惚れなおしたぞジョニー・デップ。

さっきからジョニー・デップの感想しか書いてねーじゃんかよ。
はい。ストーリー。
よくもあの「カリブの海賊」というアトラクションから
こういうストーリー作り上げたなぁ・・・。
思ってたよりストーリー性があって少し意外。
ただし暗い海での撮影とアクションが多いせいか、
私がお馬鹿なだけか知らんが、途中で船が混ざった(死)
これ一体どっちの船だよ・・・誰かどーなっちゃってんの??
・・・と思う事は時々あっても、まあ流れにはついて行けた。
ところで、最後の父親と婚約者のリアクション&台詞はどーなの?
ちょっと都合良過ぎて引っ掛かったけれど・・・まあいいや。

アクションは結構見所かなーと。
ディズニーアニメのアクション実写で見てる感じでカッコ良かった。
鍛冶屋での主役2人(?)の立ち回りが好きでした。

試写会観に行った友人の感想、
「男の友情っていいよなー」
って言葉の意味は、最後になってやっと実感出来たかな。
いい映画でしたよ。


じゃ、海&男の友情つながりで「マスター・アンド・コマンダー」

これは一番最近見た映画。
予告見て面白そうだったから観に行った。

燃える部活やってた人は是非観るべし(笑)
あの「サプライズ号」という船の中での
艦長率いる船員達の共同体の「熱さ」みたいなのは
演劇部の現役時代思い出しちゃったなぁ。
集団で何か1つの事やって、思い出に残ってる人にはお薦めかも。

いやーあのちっちゃい男の子。
あの艦長への尊敬のまなざしは自分にも身に覚えアリ!(笑)
先輩に憧れてた中学時代が懐かしいなぁ・・・。
それから逆に艦長の船員を見守るまなざしも身に覚えアリ!(笑)
そりゃ私はオーブリー艦長みたいなカリスマじゃなかったですよ?
でも成船率いるまでに成長した部下を姿を見守る
親のような気持ち、私にはよーーくわかるぞよ・・・。
そして1つにまとまって士気を高めて「さあやるぞっ!!」っていう
あのテンション!!
最高。の一言。

てな感じで(どんなだよ)、
コミュニティの中の人間関係、
といったものが凄くよく描写されてたように思える。
コミュニティの「影」の部分も凄くリアルだしね。あれは怖かった。

そう、忘れちゃいけないのが友人の船医。
彼いい味出してたなー。
あの二人のやりとり確かに良いわー。
個人的に笑う場面じゃないのに笑いそうだった場面は、
船医がマジギレしちゃうところ(笑)
「そこで本気でキレるかー!」みたいな。
まあ・・・実際私でもキレちゃうかもねぇ。
客観的にみれば明らかに我侭だとは思いつつ(笑)

そういえばこれを観に行った日ちょうどアカデミー賞の発表で、
帰ってからこのサイト見たら、
「撮影賞」と「音響編集賞」取ったと書いてあり、
物凄〜〜く納得したのを覚えています。





本日はこれまで。
明日は「ピアノ・レッスン」と「妹の恋人」をお送りします。
他にも気が向いたら書くかも。

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

この日記について

日記内を検索